1879年に創業以来、家族経営を貫くフリウリでも有数の知名度を誇る「リス ネリス」の上級キュヴェ白3本セットをご用意しました！

上級キュヴェ「グリス」「ユローサ」「ピコル」の3銘柄はとても上品な樽使い。果実の美味しさをしっかりと感じられ、「樽の味わいを付ける事がメインではなくブドウ本来の味わいを助ける為に樽を使います」と5代目当主フェデリカさんが話すように、果実の素晴らしい深みがとても印象的です。そしてどのキュヴェも10年以上の長期熟成も可能な見逃せないワインです。

完熟したピノグリージョの特徴を残したまま懐の深い味わい「グリス」、イゾンツォのテロワールを反映した美しい酸とミネラルを持つ完熟シャルドネ「ユローサ」、しっかりした骨格ながらも調和のとれたアロマと旨味がすばらしいソーヴィニョン「ピコル」の3本です！

日本でレストランのプロフェショナルが選ぶフリウリとしても有名な生産者であるリスネリス。理想的な環境と140年続く家族経営の情熱が産み出す高品質の上級キュヴェをぜひお試しください！

オススメPOINT

●完熟したピノグリージョの特徴を残したまま懐の深い味わい「グリス」

●イゾンツォのテロワールを反映した美しい酸とミネラルを持つ完熟シャルドネ「ユローサ」

●しっかりした骨格ながらも調和のとれたアロマと旨味がすばらしいソーヴィニョン「ピコル」

セット内容

グリス ピノ グリージョ

ピノグリージョ100％。サン ロレンツォ地区の畑グリスより手摘みで収穫。樹齢30年以上、海抜60m、石灰質砂礫土壌、1ヘクタールあたりの植密度は5200株。トノー樽で22-24℃に保ちながら発酵。熟成は発酵時と同じ樽を使ってバトナージュを繰り返しながら11ヶ月間寝かせ、後瓶詰めして12ヶ月間落ち着かせてからリリースします。樽の風味が付き過ぎず健全に完熟したピノグリージョの特徴を残したまま味わいの幅の広さとアロマの広がりがあります。さらに6-10年の熟成のポテンシャルを感じさせます。冷やし過ぎずにお楽しみください。

品種：ピノ グリージョ

産地：フリウリ ヴェネツィア ジュリア

タイプ：白

ユローサ シャルドネ

シャルドネ100％。サン ロレンツォ地区の畑『ユローサ』より手摘みで収穫。石灰質砂礫土壌。樹齢30年以上、ギュイヨ仕立て、1ヘクタールあたりの植密度は5200株。発酵、熟成ともにトノーで11ヶ月間、瓶詰めして12ヶ月間寝かせた後リリース。マロラクティック発酵後も、酸とミネラル感を失わず、上品なコクと優美さをたたえています。さらに6～10年間の熟成のポテンシャルがあります。

品種：シャルドネ

産地：フリウリ ヴェネツィア ジュリア

タイプ：白

ピコル ソーヴィニヨン

ソーヴィニョン100％。サン ロレンツォ地区の畑『ピコル』『ユローサ』『グリス』より手摘みで収穫。海抜60m、石灰質砂礫土壌、平均樹齢30年以上、1ヘクタールあたりの植密度は5200株。発酵、熟成ともにトノーで11ヶ月間。さらに瓶詰め後12ヶ月間寝かせてからリリース。セージを思わせるフローラルな香りに、ほのかに桃を感じる果実味豊かな味わい。程良い酸がフレッシュで、余韻も長く続く。さらに6～10年の熟成のポテンシャルがあります。

品種：ソーヴィニョン

産地：フリウリ ヴェネツィア ジュリア

タイプ：白

1879年創業。家族経営を貫くフリウリ有数のワイナリー

リス ネリス社は北はスロヴェニアとの国境に接し、南にはイソンツォ川の川岸が広がるサンテンロレンツォ イソンティーノにあります。この土地は昔、東アルプスの氷河から流れ出た水によって侵食された台地で石灰質土壌を有します。

リス ネリスのワイン造りは4世代前の1879年に始まり、以来家族経営を貫くワイナリーです。1990年代に入り4代目オーナーのアルヴァーロ ペコラーリ氏によって畑、醸造、熟成まで全過程において大きな改革を行い現在のリス ネリスのワインスタイルを築き上げフリウリでも有数の知名度を誇るワイナリーとなりました。大胆な剪定と密植、そして低い収穫量によって生まれた完熟したぶどうからは、力強く濃厚でありながらもエレガントな味わいのワインが造られています。

フリウリの言葉である「リス ネリス」は「黒い女性」という意味

1993年まで「フランチェスコ ペコラーリ」というワイナリー名でしたが、1994年に「リス ネリス」というワイナリー名に変更しました。リス ネリスとは一般的なイタリア語の特徴とは異なるフリウリ独自の言葉で、創業時、一番最初に購入した区画に付けられていた名前です。1700年代は個々の畑に名前をつけなければならず、当時の人間が呼んでいた畑名「リス ネリス」がそのまま地図中に残っていました。歴史的に約500年間オーストリアの支配下にあったフリウリでは、イタリア語でもない、オーストリア語でもない独自の言語が発達していた歴史があります。フリウリの言葉である「リス ネリス」は「黒い女性」という意味があり、畑で働いていたのは男性よりも女性が多く、その女性たちが黒い服を着ての作業をしていた事から付けられたと記録が残っています。

リス ネリスはGRIS、PICOL、JUROSA、NERIS と呼ばれる4つのブドウ畑を所有、全ての畑で苗木はこの地方らしく非常に狭い間隔で植えられています。ブドウ一粒一粒に更なる力を与えるために大胆な剪定（間引き）が施され、ヘクタール当たりの収穫量は非常に低く押さえられています。