アルト アディジェ最大のメトドクラシコ生産者ケットマイヤーがノンドサージュで造るメトドクラシコ「パドゼ」。シャルドネ100％で造られています。柑橘類や白い実の果実、ミントの香り。フレッシュかつダイナミックであると同時に非常にバランスの取れたドライな味わいです。

優美で濃縮した酸が際立つシャルドネ100％パドゼ

2024年8月、醸造責任者のヨセフ ローメン氏にお話を聞きました。

「パドゼは2015年に初めてリリースした、ケットマイヤー最新のワインです。2018年はシャルドネ100％で造った最初の年です。酵母とともに40ヶ月間寝かせて造っています。残糖値はゼロですが、シャルドネ自体の飲みやすさやストラクチャーが与えられています」

2024年8月にパドゼ2018ヴィンテージを試飲しました。黄金よりの麦わら色。トースト香、フレッシュ＆フルーティながらも凝縮感のある香り。香り同様の味わいに、優美かつ濃縮した酸が特徴的です。

フレッシュでリッチなブーケのワインを生み出すケットマイヤー

ケットマイヤーは、アルト アディジェのブドウ栽培における重要な造り手です。古代からこの地方に伝わるワインのブドウ造りの文化を誠実に守ると同時に、醸造から瓶詰めまで最新の設備と技術を導入しながら、時代の要求に応じてきました。その哲学は、けがれ無きワイン造り、土地に根ざした品種、製品毎の個性に重きを置く事です。この地の土壌の構成と涼しい気候、特に昼夜の極端な温度差が、特別なフレッシュさと、類まれなリッチなブーケを持ったワインを生み出します。

二次発酵は近代的な熟成庫で、最低38ヶ月の瓶内熟成を実施

畑は標高520-550mにある西向きの丘陵地帯に面した、石灰質と粘土質の土壌。スパークリングワイン専用の畑から収穫したシャルドネ100％を使用。栽植密度はヘクタールあたり3500本。ブドウを8月末近くに収穫して繊細にプレス。温度管理されたステンレスタンクにて16-17度で発酵して、数ヶ月間澱とともに熟成。二次発酵は近代的な熟成庫で11-12度の一定温度で水平に寝かされ、最低38ヶ月の瓶内熟成を実施。ノンドサージュの仕上げでボトリングしています。

フレッシュかつダイナミックであると同時に、非常にバランスの取れたドライな口当たり

輝く麦わらイエローの色調。持続性のある非常に細かく密な泡が特徴。柑橘類や白い実の果実から始まり、ミントなどのアロマティックなハーブ、シダや松脂など森の香りへと続き、ジンジャーやカルダモンのようなスパイシーさを感じます。液体の持つ粘性とパ ドゼ特有のドライ感が相乗効果により、フレッシュかつダイナミックであると同時に非常にバランスの取れた口当たりとなっています。繊細な泡が口いっぱいに広がり、スパイスやドライフルーツのニュアンスを伴う透明感のある魅惑的なフィニッシュへと続きます。

1919年創立のケットマイヤー社

ケットマイヤー社は1919年、オーストリアとの国境近く、南チロル地方と呼ばれるアルトアディジェ州カルダーロに創立しました。

同社は古代からこの地方に伝わるワイン造りの文化を誠実に守ると同時に、醸造から瓶詰めまで最新の設備・技術を導入しながら時代の要求に応えてきました。この土地に密着した品種、そしてそれぞれの個性を最大限に引き出したワイン造りをモットーに、フレッシュでクリーンなワインを生産しています。

テロワールの個性を表現した幅広いラインナップ

アルトアディジェらしい素晴らしい景観に位置する畑から、テロワールと品種の個性を表現できる高品質なブドウを選別して造る上級ラインの「マゾ」シリーズを始め、バラエティ豊かなテロワールを生かした、幅広いラインナップで高い支持を集めています。