エミリア ロマーニャ注目の自然派テヌータ ラ ヴィオラのDOCGロマーニャ アルバーナ セッコ「フランジパーネ」です。タンニンが豊富であることで知られる有機アルバーナを使用。収獲したブドウをステンレスタンクで発酵。その後コンクリートタンクに移し、澱と共に6ヶ月熟成しています。フレッシュな果実味としっかりとした酸が特徴。ジューシーさと酸を意識して造っており、酸とタンニンがあるので5年は熟成できます。心地よい味わいの辛口白ワインです。

バトナ―ジュを行いながら澱と共に6ヶ月熟成

畑は標高200mにある2.27haで西向きの区画。裁植密度は1ヘクタール当たり4,500本。ブドウを9月末に収穫、果実が潰れないよう小さいケースに入れ、セラーに運びます。温度管理しながらステンレスタンクにて、土着酵母を使用して発酵。その後コンクリートタンクに移し、澱と共に6ヶ月熟成。その間はバトナ―ジュを行います。ボトリング後に少なくとも1ヶ月は寝かせてワインを馴染ませています。

ワイン名は戦いで英雄となったフランジパーネ伯爵夫人から命名

ワイン名のフランジパーネ(Frangipane)は11世紀に存在したベルティノーロの伯爵夫人、アルドルーダ フランジパーネに由来しています。彼女は1172年、アンコナが神聖ローマ帝国に侵攻された際、自ら軍を率いて戦いアンコナを開放した英雄として知られています。

設立当初より化学肥料や殺虫剤を使用しないオーガニック栽培

ブドウ畑は海を見下ろすベルティノーロの丘の斜面に広がっています。アドリア海とアペニン山脈に囲まれたこの場所は、特別なミクロクリマを持っています。土壌は粘土石灰岩質です。かつては古代の海底だった為、貝殻の化石や砂など海に由来する堆積物が多く存在しています。設立当初より、化学肥料や殺虫剤を使用せず、オーガニックで栽培を行っています。2016年に有機栽培認証ユーロリーフを取得、2018年からビオディナミを実践しています。

ジューシーさと酸を意識して醸造

「ジューシーさと酸を意識して造っています。酸とタンニンがあるので5年は熟成出来ます（テヌータ ラ ヴィオラのステファーノ氏コメントより）」

エミリア ロマーニャ州の南部にある家族経営のカンティーナ

テヌータ ラヴィオラは1998年にエミリア ロマーニャ州の南に位置するベルティノーロで設立されました。11ヘクタールの畑を所有し、ステファーノ ガベリーニ氏とその家族によってワイン造りが行われています。

ガベリーニ家は1962年に畑と土地を購入し、エミリア ロマーニャの内陸部からベルティノーロに移り住みました。当初からブドウの栽培とワイン造りを行っていましたが、販売用ではなく、家庭消費用として造られていました。

ステファーノ ガベリーニがキーパーソン

現在、中心となってワイン造りを行っているのがステファーノ ガベリーニ氏。子供のころから畑仕事を手伝っていたステファーノは、大人になってからは一度別の仕事に就きますが、父の死後、実家に戻り家業を引き継ぎました。ステファーノは、素晴らしいワインを造るためには、長年の努力が必要であり、忍耐強く待つことが大切だと考えています。何年にもわたって働いてきた人々の努力の結果、高い品質を持ち、個性豊かなワインが生まれると信じています。

『ガンベロロッソ』最優秀醸造家ジュゼッペ カヴィオラ氏がコンサルタント

2000年から『ガンベロロッソ最優秀醸造家に輝いたジュゼッペ カヴィオラ氏がコンサルティングを行っています。カヴィオラのワインのスタイルがエレガンス、バランスを大切するというステファーノが求めているものと同じ方向性だったからです。

設立当初より化学肥料や殺虫剤を使用しないオーガニック栽培

ブドウ畑は海を見下ろすベルティノーロの丘の斜面に広がっています。アドリア海とアペニン山脈に囲まれたこの場所は、特別なミクロクリマを持っています。土壌は粘土石灰岩質です。かつては古代の海底だった為、貝殻の化石や砂など海に由来する堆積物が多く存在しています。栽培するのは、エミリア ロマーニャを代表するサンジョヴェーゼ、そして2015年からやはりこの土地のルーツである白ブドウ品種、アルバーナの栽培を始めました。設立当初より、化学肥料や殺虫剤を使用せず、オーガニックで栽培を行っています。

ベルティノーロ(Bertinoro)という土地の名前の由来

言い伝えによると「ローマ皇帝の娘がこの地にやってきた際、粗末なグラスでワインを出された。それを飲んだ彼女はワインの素晴らしさを讃えて、このワインは金のグラスで飲む（berti in oro）に値すると言った」ことに由来しています。