チェザーニ

チェザーニは、現オーナーのヴィンチェンツォ氏がサンジミニャーノで始めた家族経営のワイナリーです。ヴィンチェンツォ氏の両親は1949年にマルケ州から移住、世界遺産にも指定されている塔の街「サンジミニャーノ」の中心から6kmのパンコーレに土地を購入。土地への思いが非常に強かったヴィンチェンツォ氏はワインとオリーブオイル造りに人生をかけることを決意、以来土地のテロワールを尊重し、品質を重視したワイン造りに情熱を注いできました。


現在、畑は24ha。全て有機認定を取得しています。主に南東向きの斜面に広がっていて、サンジョヴェーゼとヴェルナッチャ ディ サンジミニャーノをメインに栽培。ヴィンチェンツォ氏の娘レティツィアとマリアルイザが中心となってワイン造りを続けています。品質の良さを最も大切にしつつ、価格は抑えめ。標高250m～350mのところに畑があり、昼夜の寒暖差が大きい、特に白ブドウに適した場所にヴェルナッチャを、そして石が多く昼間の熱を吸収し、夜もその熱が残っている土壌に赤ワイン用のブドウを栽培しています。ヴェルナッチャだけでなく、サンジョヴェーゼで造る赤ワインにも定評があり、「ルエンツォ」はサンジミニャーノで造る赤ワインとして初めて『ガンベロロッソ』でトレビッキエリを獲得。以降『ドゥエミラヴィーニ』でも何度も最高賞の5グラッポリを受賞しています。