イゾレ エ オレーナが誇る優美で奥深い味わいのフラッグシップ

「チェッパレッロ」は厳選した最上のサンジョヴェーゼ種100%で造られるイゾレ エ オレーナのフラッグシップです！2019年は『ガンベロロッソ』最高賞トレビッキエリ、『アントニオガッローニ』で96点を受賞しています！

サンジョヴェーゼ100%にこだわったパオロの信念

サンジョヴェーゼの醍醐味が詰まった素晴らしく優美で奥深い味わいのチェッパレッロ。最も標高が高い畑の近く流れる小川「ボッロ チェッパレッロ」にちなんで名付けられています。1980年に初めてリリースされた当時は、一般的にキャンティ クラシコといえばブレンドが主流で、このように単一品種で造られたワインは法律でキャンティ クラシコを名乗ることが出来ませんでした。しかし当主パオロは「サンジョヴェーゼの素晴らしさを知ってもらいたい」という気持ちから、あえてキャンティクラシコを名乗らず、DOCGではなくIGT「チェッパレッロ」造り始めます。

イタリア国内外で瞬く間に評判となった「チェッパレッロ」

パオロが造り上げた「チェッパレッロ」は1980年に初リリースから瞬く間に評判となります。イタリア国内においては『ガンベロロッソ』最高賞トレビッキエリの常連となり、国際的なワイン誌においても高得点が続出します。1997年ヴィンテージが『ワインスペクテイター』で世界の著名なワインを抑えてワイン オブ ザ イヤーを受賞しました。法律が撤廃され、キャンティ クラシコのブレンド義務が無くなった今でも「チェッパレッロ」は当事のままIGTでリリースされます。輝かしい名誉を手にしても、彼は決して鼻にかけず、ただひたすらにワイン造りへの謙虚な姿勢を貫く、パオロの素晴らしさが感じられる、豊かな味わいながらもじつに清楚で奥深いワインです。ゆっくりとグラスをくゆらせながら飲んでいただきたい珠玉のトスカーナワインです。

ワインガイド評価

『アントニオ ガッローニ』96点（2019ヴィンテージ）

2019年のチェッパレッロは、昨年試飲したときから、まるですべてのエネルギーが内側に集中しているかのように、かなり閉じてしまっている。あと数年経てば問題はなくなるだろうが、今のところ読者はボトルを開ける誘惑に負けるべきでない。グラスの中で時間をかけると、ブラッドオレンジ、スパイス、杉、ミント、タバコのニュアンスとともに、華やかなサンジョヴェーゼの果実味が引き出され、そのすべてがふくよかでシルキーな輪郭に包まれる。果実のピュアさが際立っている。2019年のセッパレッロは力強さよりもフィネスを感じる。今後数十年にわたって美しく熟成していくだろう。

ピエモンテ北部12世代に渡りワイン造りを受け継ぐ家系に産まれた、現当主パオロ デ マルキの父が1950年代に”イゾレ”と”オレーナ”の二つの隣接した畑を購入し、合併して設立されたワイナリーです。トスカーナ州にあるキャンティ クラシコの中心地、バルベリーノ ヴァル デルサに位置しています。

キャンティ地区での新たな取り組み

1950年代初めに、デ マルキ家は少しずつ小作制度を廃止し、新しくブドウを植え、少しずつ拡大していきました。1976年からカリフォルニアのワイナリーで修行を積んだパオロが経営に参画してからは流れが変わっていきます。自らの技術を生かしながら、キャンティの先駆者の一人としてワイナリーを確立することを目標に、セラーを近代化し、実験的に小区画の畑を作る等、様々な取り組みを行ないます。

当事ブレンドが主流だったキャンティクラシコ

そして、パオロはこの土地のブドウである、サンジョヴェーゼに注力していきます。白ブドウを含む4つのブドウ品種をブレンドする伝統的キャンティ クラシコが当たり前だった当時、ブレンドの為の品種とみなされたサンジョヴェーゼ種だけで造るワインはキャンティ クラシコとして名乗る事は法律で認められてはいませんでした。

サンジョヴェーゼ100%で造る「チェッパレッロ」をリリース

しかし、パオロは1980年に厳選した素晴らしいサンジョヴェーゼのみで造られた「チェッパレッロ」をリリースさせます。それゆえに、格下のカテゴリーIGTに分類されますが、DOCGに値する素晴らしい品質となりました。法律が撤廃された現在でも「チェッパレッロ」は当時のままIGTで販売されています。パオロは常にワイン造りに対する情熱を忘れず、「真の意味で一流のワインを造れるのは、自らが現場で陣頭指揮をとる生産者だけ」と畑を熟知しているパオロならではのポリシーが感じられます。

世界の著名なワインを抑えて『ワインスペクテイター』ワインオブザイヤーに輝く

パオロが産み出す「チェッパレッロ」はイタリア国内でも瞬く間に評判となり、『ガンベロロッソ』最高賞トレビッキエリの常連となっています。国際的にも1997年が『ワインスペクテイター』で世界の著名なワインを抑えてワイン オブ ザ イヤーを受賞しています。素晴らしい名誉を手にしても、彼は決して鼻にかけず、ただひたすらにワイン造りへの謙虚な姿勢を貫いています。