キャンティクラシコの2つの銘醸地、ラッダ イン キャンティとカステッリーナ イン キャンティの自社畑のサンジョヴェーゼとメルローで造るブランカイアのキャンティ クラシコ リゼルヴァ。サンジョヴェーゼのピュアな果実味に満ちた厚みのある味わいをお楽しみ頂けます。

ラッダとカステッリーナの自社畑で造られる厳選ブドウを使用

ブランカイアのキャンティクラシコリゼルヴァはサンジョヴェーゼ80％、メルロー20％のブレンドからなります。ラッダ イン キャンティエリアとカステッリーナ イン キャンティエリアの自社畑で造られる厳選ブドウを使用。サンジョヴェーゼはトノー、メルローはバリックで16ヶ月熟成、最低でも8ヶ月間の瓶内熟成を経てリリースします。

ブランカイアが初めてワイナリーとして世に出した逸品

2023年10月、ブランカイア社のアンドレア ダレッシオ氏にお話を聞きました。

「1981年にブランカイアとして初めて造ったワインです。当時はまだリゼルヴァではなく、キャンティクラシコでした。80％サンジョヴェーゼ、20％メルロー。サンジョヴェーゼは16カ月間トノー（新樽50％）、メルローは16カ月間バリック（新樽50％）で熟成させて、最後にブレンドしています。サンジョヴェーゼの特性と、バリック熟成したメルローのエレガントさ、甘いタンニン、長い余韻、柔らかさが表現されています。ビステッカなどのしっかりした料理に最適です」

ブランカイアは、1981年にスイス人のウィドマー夫妻がキャンティ クラシコの銘醸地「カステッリーナ イン キャンティ」に設立したワイナリーです。創業早々にキャンティクラシコの1983ヴィンテージが、『ヴィノム』の「キャンティクラシコ テイスティングコンテスト」で見事1位を獲得するなど、その名を一気に世界に知らしめます。

1990年からはキャンティ クラシコの第一人者として知られるエノロゴのカルロ フェッリーニ氏をコンサルタントに迎え、ワイナリーはどんどん発展を遂げていきます。99年からは現オーナーのウィドマー夫妻の娘バーバラさんが加わり、夫のマルティン氏と2人で現在のブランカイアの運営を行っています。

創業当初の畑はカステッリーナのみでしたが、今や大きな飛躍を遂げ、トスカーナの銘醸地「カステッリーナ イン キャンティ」「ラッダ イン キャンティ」「マレンマ」の三つに畑、拠点を構えます。エレガントで調和の取れた独自の個性を持つキャンティクラシコやスーパータスカンは、毎年のように高く評価され、エントリーワインである「トレ」は『ワインスペクテーター』で年間トップ100に輝いた実績を誇っています。2021年で40周年を迎え、ワイナリーはオーガニック生産者へと変貌を遂げ、今後の動向がますます楽しみなトスカーナ屈指の造り手です。