ヴェルディッキオ ディ マテリカDOCのエリアで最大級の造り手「ベリサリオ」がサンジョヴェーゼ主体にカベルネとメルローをブレンドして造る「コッラマート コッリ マチェラテージ ロッソ」。ジューシーで柔らかな飲み口の心地よい赤ワインです。

デイリーワインに最適

軽やかで飲み心地の良いサンジョヴェーゼ主体赤

2025年9月、当主アントニオ チェントカンティ氏にお話を聞きました。

「コッラマートは非常に食事と合わせやすい赤ワインです。サンジョヴェーゼ、メルロー、カベルネソーヴィニヨンを使用しています。ステンレスのみで造られ、フレッシュでフルーティ、そしてエレガントな味わいです。コストパフォーマンスに優れており、デイリーワインとしても楽しめます。」

2025年9月にコッラマート2022ヴィンテージを試飲しました。ガーネットを帯びたルビー色。スミレや潰した花、チェリー系果実のフレッシュな香り。軽やかながら、凝縮感のある果実味やスパイス、タンニンが調和しています。後から黒胡椒やリコリスのニュアンスが現れます。

マテリカ地区の標高350～650mに広がる南向き斜面の畑のサンジョヴェーゼとカベルネ、メルローをステンレスタンクで発酵後、ステンレスタンクで約3か月間寝かせ、翌年の4月にボトリング。ザクロのようなチェリー色の外観。スミレやイチゴのようなフレッシュな香りが広がります。やわらかな口当たりで厚みも感じますが、ジューシーで飲み心地良くスイスイと楽しめます。パスタ、肉料理、熟成したチーズやサラミ類などと合わせてお楽しみください。

2025年版『ガンベロロッソ』年間最優秀協同組合を受賞

ベリサリオは、1971年にマルケ州西部のマテリカに設立された生産者協同組合です。ヴェルディッキオ ディ マテリカDOCの中で最大規模のワイナリーへ成長しています。多くの畑はエジナ渓谷のワイナリー近くにあり、ヴェルディッキオは標高350m以上の高地に位置しています。大陸性気候ながらも昼夜の寒暖差による上質な酸とミネラルを表現しています。

エノロゴのロベルト ポテンティーニの元、『ガンベロロッソ』で最高賞トレビッキエリを受賞するなど、大規模生産者ながらも高品質ワインを生産しています。また、いち早く畑の個性に着目した多彩なヴェルディッキオを生み出し、多くのワインが1980年代に誕生しました。一部の畑ではビオロジック認証を取るなど、サスティナブルな取り組みも行っています。2025年版『ガンベロロッソ』では、年間最優秀協同組合を受賞しました。