サッシカイアの産みの親ジャコモ タキスが手掛けたスーパーマルケ「ペラゴ」

あのサッシカイアの産みの親ジャコモ タキスが手掛けたスーパーマルケ「ペラゴ」。マルケで偉大なワインを造るべく、ジャコモ タキスが海抜150mの畑「オジモ」に適した品種として選び抜いたのが、国際品種であるカベルネ ソーヴィニヨン、メルローとイタリアの土着品種であるモンテプルチアーノ。1994年にリリースされるや瞬くうちにマルケを代表する赤ワインとしての地位を確立しました。

圧倒的な存在感を誇るスーパーマルケ

手摘みで収穫した選び抜かれたブドウのみを使用。オーク樽で14ヶ月間熟成後、さらに12ヶ月間瓶内熟成してからリリースされます。カベルネ ソーヴィニヨン特有のハーブやリコリスの香りと、黒コショウや甘草などの独特の香りが融合。黒スグリなどベリー系の果実のほか、スパイス感と豊富なミネラルが感じられる芳醇な味わい。しっかりした骨格と円熟したタンニン、滑らかな舌触りは、偉大なワインにしか持ちえない力強さとエレガンスが感じられます。圧倒的な存在感を誇るスーパーマルケです。

大海原を意味する「ペラゴ」

～ペラゴ誕生ストーリー～

「サッシカイア」や「ソライア」など、名立たるスーパートスカンを生み出したジャコモ タキス氏による、マルケ州での国際品種によるワイン造り。ペラゴはタキス氏の熱い思いから誕生しました。「オジモ」の畑のテロワールが表現された複雑かつ濃密なフルボディは、そのミネラル分の豊富さから”大海原”を意味するギリシャ語”PELAGOS”をもじり、「Pelrago ペラゴ」と名付けられました。

ファーストヴィンテージ1994年で世界各国7,000本以上のワインの頂点に選ばれる快挙を達成

リリースされた「ペラゴ」のファーストヴィンテージ1994年は、世界最大級のワインコンクール「ロンドン インターナショナルワインチャレンジ」で世界を驚かせることに。その濃密で複雑な味わいはテイスター達を感動させ、ファーストヴィンテージながら、世界各国7,000本以上のワインの頂点に選ばれる快挙を達成。「世界No.1」「ファーストヴィンテージNo.1」「イタリアNo.1」の三冠という栄光に輝きました。

進化を続けるスーパーマルケ「ペラゴ」

醸造コンサルタントはジャコモ タキスからカヴィオラに代わり、やわらかな味わいからブドウ本来のフレッシュさを重視した造りへと変化しています。スーパーマルケ「ペラゴ」もまた進化し続けています。

いち早く近代的な畑の管理法や新しい醸造法を取り入れたウマニロンキ社

イタリア中部の東海岸、美しい自然に恵まれたマルケ州のリーダー的存在のワイナリーです。設立は1955年、いち早く近代的な畑の管理法やブドウ栽培法、新しい醸造法を取り入れました。地元の品種ヴェルディッキオとモンテプルチアーノの持つポテンシャルの高さを示し、世界中にその名が知られるようになったのはウマニロンキの功績だと言っても過言ではありません。

年間最優秀エノロゴによるスーパーマルケ「ペラゴ」

年間最優秀エノロゴにも輝いたジュセッペ カヴィオラ氏を2002年にコンサルタントに迎え、バリック熟成を取り入れた「レ ブスケ」や「クマロ」、また「スーパー マルケ」と言われる「ペラゴ」など、優れたワインを産み出しています。さらなる品質向上を続けています。

すい星を模した「ウマニ ロンキ」社のロゴ

現在はマルケ州とアブルッツォ州で合計200へクタールのブドウ畑を所有しています。

その内の半分にあたる100ヘクタールに白ブドウのヴェルディッキオ種が植えられています。2004年4月にはオーナー一族のベルネッティ家の紋章から、すい星を模したロゴを発表。幸運のサインとして知られるシューティングスターがウマニロンキのシンボルマークとなりました。

「ワインは飾っておくものではない。身近なものとして楽しむもの」

ウマニロンキのモットーは、「ワインは飾っておくものではない。身近なものとして楽しむもの」。ベーシックラインから上級ラインまで、そのコストパフォーマンスの良さは世界中で人気となっています。『ガンベロ・ロッソ』2012で「カサル ディ セッラ ヴェッキエ ヴィーニェ」が白ワインオブザイヤーに選ばれています。