「ヴィーニャ マッルケート」畑で栽培されたサンジョヴェーゼを100％使用したブルネッロ ディ モンタルチーノです。ポッジョ アローロに続くバンフィ社の新たな単一畑プロジェクト。フルボディで力強く、余韻の長いブルネッロ ディ モンタルチーノです。ファーストヴィンテージは2016年ながらワインガイド各誌で多数の高評価！『ルカガルディーニ』96+点、『ワインアドヴォケイト』94点、『ジェームズサックリング』94点を獲得しています。（2017Vintage）

フレンチオークの大樽で30ヶ月熟成

単一畑「ヴィーニャ マッルケート」は海抜186-203mの南向き、小石交じりの砂質土壌と粘土質の混合土壌です。収穫されたサンジョベーゼをステンレスタンクとフレンチオークを組み合わせたバンフィ社独自の発酵槽へ移動。温度管理ができ、かつ木材から酸素供給できる発酵槽で25-30度で発酵。その後60-90hlのフレンチオークの大樽で30ヶ月熟成しています。

力強いフルボディで余韻の長いフィニッシュが特徴

濃厚なルビーレッドで、甘くエレガントな香り。複雑みのある香りはシナモンや黒コショウが感じられ、モレッロチェリーのフルーティーなノートへと変化していきます。フルボディで力強く、幅のある味わいに程よい酸があります。ソフトで磨きがかかったタンニンとバランスが良く余韻の長いフィニッシュが特徴です。複雑みがあり香りが高くしっかりした味わいの料理と相性抜群です。

ヴィンテージ情報

春は気温が平年並みで育成期間は通常通りスタート。4月から5月は雨がほとんど降らず穏やかな天候で、その後も雨の降らない穏やかな夏が続きました。7月からは徐々に気温が上がり、8月後半にピークに。その期間ブドウの生育は急加速しましたが、9月初旬に雨が降ったことで落ち着き、収穫はサンジョヴェーゼの最盛期に最適なコンディションで行われました。

ワインガイド評価

『ルカガルディーニ』96+点（2017ヴィンテージ）

ヴィーニャ マルケトの3つの区画から代表的なワイナリーの醸造ノウハウを具体化した1本。モレロチェリーの香り、ルバーブ、ケッパーのような柑橘系の香り。口当たりはジューシーで香ばしく持続性があり、フルーティーな余韻が残る（2021年10月）

トスカーナ州の南部に位置する、シエナ県モンタルチーノ市は、サンジョヴェーゼ種から造られるブルネッロ ディ モンタルチーノの産地として世界的に有名な地域。バンフィ社は1978年の創立以来、ブルネッロを世界に広めた功労者の一人です。

モンタルチーノに約850haの広大な土地を所有、ブドウ畑はブルネッロの認定畑の約1割に当たる178haがバンフィの畑です。土壌のタイプは30種類にのぼり、それぞれの土地に合ったブドウを栽培しています。

また、最高のブルネッロを造るためにミラノ大学、ピサ大学と共同で最適のサンジョヴェーゼクローンを選出。ここまで研究を重ねたのは世界でも初めてでした。設立以来、土壌や栽培方法の研究はもちろん、醸造方法の探求にも余念がなく、独自の発酵タンクの開発や樽材の選定にいたるまで改良を続け品質向上を続けています。