テヌータ ディ トリノーロで世界中を驚かせた“トスカーナの鬼才”アンドレア フランケッティ氏がエトナに立ち上げた「パッソピッシャーロ」のスタンダードキュヴェ「パッソ ロッソ」「パッソ ビアンコ」2022年ヴィンテージを楽しむ赤白2本セットです。

パッソピッシャーロは、フランケッティ氏が2000年にエトナの北斜面に土地を購入してスタート。当時はエトナで1からワイナリーを始める人はほとんどなく、まさにエトナのパイオニア！手つかずの土地にネレッロマスカレーゼの古木を見つけたフランケッティ氏は、エトナの特異なテロワールから偉大なブルゴーニュを彷彿させるワインを生み出していきます。また、コントラーダと呼ばれる区画（クリュ）のテロワールの違いを見いだし、その個性の違いをいちはやく世界に知らしめていきました。

このセットでは、パッソピッシャーロのスタンダードキュヴェの赤「パッソロッソ」と、標高1000mの畑に植樹したシャルドネで造る「パッソビアンコ」の2021年ヴィンテージをお楽しみ頂けます。

標高500～1000メートルの間に点在する単一クリュ「キアッペマチーネ」や「シャラヌオヴァ」も含まれた樹齢70～100年のネレッロ マスカレーゼで造る「パッソロッソ」。赤果実の香りや鉄や火打石のような硬質のニュアンス。淡い色調とは対照的なボディのある果実味が魅力です。

標高850～1000メートルの区画「グアルディオーラ」内の約5ヘクタールに植えられたシャルドネ種から造られる「パッソビアンコ」。リッチなボディ、トロピカルなニュアンス。同時にフレッシュさとミネラル感を味わえるしっかりとした骨格のある白ワインです。

今や“世界三大テロワール”として注目を浴びるエトナのパイオニア、「パッソピッシャーロ」！トリノーロ同様、異次元のこだわりで造り上げるパッソピッシャーロの世界をぜひご堪能ください！

オススメPOINT

●世界三大テロワール「エトナ」のパイオニア！トスカーナの鬼才としても知られるフランケッティ家による「パッソピッシャーロ」赤白2本セット

●樹齢70年超ネレッロマスカレーゼも入った「パッソロッソ」2022年！

●標高1000mに育つシャルドネ「パッソビアンコ」2022年！

セット内容

パッソロッソ

鮮明な赤色からはチェリーの香りが湧き上がり、火打石のような硬質のニュアンスも感じる。チャーミングな果実味、色以上に味にボディがあり、かつ上品な滑らかさには嫌味がない。

品種：ネレッロ マスカレーゼ

産地：シチリア

タイプ：赤

パッソビアンコ

ミネラルが非常に豊かなワイン。シャルドネのオレンジの柑橘果実の香りに、火打石やバニラ、アカシアの蜂蜜などのアロマ。骨格のしっかりした頑健なワイン。酸と厚みがある。

品種：シャルドネ

産地：シチリア

タイプ：白

トスカーナの鬼才フランケッティ氏が挑んだシチリアエトナのテロワール

トスカーナの無名のテロワールから世界を驚かせるワイン「テヌータ ディ トリノーロ」を造り出した鬼才アンドレア フランケッティ氏が次に挑んだのがシチリア北西部に位置するエトナの火山性のテロワールです。シチリアを訪れていたフランケッティ氏はエトナ山の美しい景色に魅せられます。「美しい景色が素晴らしいテロワール」と考えるフランケッティ氏はいまだに火山活動を続けるエトナ山の北斜面中腹に広がるテラス式の畑を2000年に購入します。5000年以上にさかのぼることができるブドウ栽培の歴史を持つエトナ山でのワイン造りをスタートさせます。

樹齢100年を超える貴重な古木が広がる畑

火山灰と溶岩が風化し粉末化した土壌はミネラルを豊富に含み、しっかりと根ざしたブドウ樹は、地中深くから養分を十分に取り込み、シチリアの豊かな日照とエトナ山頂3000mから吹き下ろす冷たい風により、ブドウの実はゆっくりと成長を遂げます。そこには樹齢100年を超えるという、貴重な古木のネレッロマスカレーゼ種が広がっています。

ブルゴーニュに負けず劣らず畑の個性を表現出来るクリュエトナ「コントラーダ」

日差しは暑いですが、8月でさえ午後は肌寒く感じるほどの特殊な気候を有するこの地で、豊かなアロマとアントシアニン、酸が育まれます。収穫はシチリアとは思えないほど遅い11月でじっくりと時間をかけて育った果実には、エトナのテロワールが凝縮しています。そして2008年には新たに4つのワインが加わることになります。「キアッペマチーネ」「ポルカリア」「シャラヌオーヴァ」「ランパンテ」と、畑の名前（Cru）が入ったコントラーダシリーズです。フランケッティ氏は、「この地はブルゴーニュに負けず劣らずの畑の個性を表現できるエリアである」と確信していたので、標高やテロワールで違う個性を持つ畑を単一畑としてワインに反映させています。